新境地。
ECHOらしさを残しつつ、今までと大きく違う印象のバイクに仕上がってます。
ECHO社が【ECHO】ブランドで展開するバイク(フレーム)は基本的に柔らかめで、常にヨレヨレとした印象があります。そのおかげで素直で扱いやすいし、小さな動きにも反応してバイクが進んで楽に乗れるわけですね。縦にも横にもしなりを使いやすいし、しっかり踏めばしっかり飛んでくれます。
このControlも例外なくヨレヨレとした印象はあります。ちょっと前輪を高い位置に置いてスタンディングした時などは「いかにもECHO」という印象なのですが、前輪を持ち上げてダニエル状態になると一転。妙にシャキっとして、止まりたい所でバシっと止まってくれます。
フレームの“しなり”方も今までのフレームとは異なり、ペダルを踏んだ力が今まで以上に跳ぶ力として返ってくるという印象。B.B.が高すぎるフレームはフレームがペッタンコで横方向にネジれにくいので、基本的にペダルを踏んだ力が横方向で無くて縦方向のしなりに作用するのは基本なのですが、伝導率というか何と言うか、「ペダルを踏んだ力⇒縦方向のしなり⇒反発・ハネる」の伝わり方の比率がずいぶん大きい様に感じます。
シートチューブの代わりにシートセクションとB.B.をつなぐ2枚のプレートと、シートセクションからブレーキ台座まで一体の削り出しのブロックのおかげだと思いますが、とにかく跳ねます。CREWKERZやKABRAの様に「ドンっ!」とすごい勢いで出るのではなくて、
ECHOらしい少しゆっくりめでマイルドな跳ね方でありつつ、狙った所までバビョ〜ンと跳ぶ。これは良いですね。
反応が速かったり跳ねが速いバイクは、それだけ体の動きも早い必要がありますが、このバイクは身体の動きに注文をつけてこないので、個人的には非常に扱いやすいです。(体の動きがかなり遅いので…。)