理想形。
　 「これからトライアルを始めたい！」という方の為に作ったバイクです。
「30cmの段差に上れた！⇒次は35cmに挑戦⇒ちょっと難しい⇒頑張る…⇒上れた！」っていう挑戦＆達成感がトライアルの醍醐味だと個人的には思ってまして、初心〜初級者さんのこういう段階的な上達をサポートできる最良のバイクを作ったつもりです。基本を覚える段階はもちろんですが、助走をつけてのステアケースで80cm/静止からのサイドホップ(パラレル)で60cmに上がれるところまでは、先鋭的なバイクよりこのバイクの方が上達は早いと断言できます。(ものすごいセンスや身体能力を持った方は例外です。)
加えて、「●●年ぶりにトライアルやってみようかな」というカムバックのライダーさんや、「カリカリのバイクじゃなくて、気楽に乗れるのバイクが欲しい」というライダーさんにもオススメの一台です。『挑戦』という感覚は置いといて「楽しく乗る」という事を考えた時。「上級者がコンペでベストを尽くせるバイク」より、このバイクの方が向いていると思います。もちろん、個人的な好みはあるので、断言は出来ませんけどね。
「何をもって良いとするか？」は、そのモノを見る目線次第だし、全ての人にとって良いモノを作るのは不可能でしょう。でも、初心〜初級者さんの上達の為のバイクとして、また「楽しく乗るバイク」として、理想形と呼べる良いモノが出来たと自負しています。
セッティング
初心者さんの『脱力』のために、純正のハンドル位置は近めにしてますが、大きく跳ぶ事を考えるとちょっと窮屈なハンドル位置。ハンドルを少し遠くする為にライズ60mmのハンドルバーに変更してます。純粋なトライアルを考えるとステムを長めの物に変更するのが定石ですが、マニュアルやバニーホップ等のストリートのテクニックも考えてハンドル位置高めとしました。