「しっかりペダルを踏んで、フレームをしならせて飛ぶ」という乗り方にも最適だけど、昨今のヨーロッパのライダーの様に、「とにかく身体のバネ重視！」という乗り方でも、「オマケ程度にペダルを踏んだだけでも、フレームがしっかりハネて身体の動きに着いてくる」という感覚があります。開発ライダーであるオーレリアンの走りを見ると、完全に下半身のバネ重視。もちろん、短く強くペダルを踏み込むテクニックを使ってるのは確かだけど、バイクがブォンっと飛んでるのが見ててもわかります。
BB位置も高すぎないので、クセも強くないし乗車姿勢に無理が無いので、「バンバン飛びたい！」という上級者さんだけでなく、「これから”しなり”の使い方を覚えて、もっと飛べる様になりたい」という中級者さんや、初級者さんにもオススメできるフレームです。もう、とにかくスゴイです。このフレーム。

セッティング
　ホイールベース1080mmで通常のサイズですが、乗ってみると「ちょっと短いかな」という感覚。個人的には身体があんまり動かないので、あんまりハンドル位置が遠いのは嫌だけど、このフレームなら150mmのステムをつけてみても良いかな？と考えてしまいますね。

BB位置が高くも低くもないちょうど中間的な感じなので、ハンドル位置は高めでも低めでも良いポジションが作れそうです。「バニーホップの練習をしたいからハンドル位置を高めにに…」とか、状況や好みに応じたセッティングの許容幅が広いと思います。

乗った感覚ではフニャフニャに柔らかい素材だけど、リアブレーキは割とカッチリした感覚。ブレーキブースター無しでも問題なく乗れてます。
フレームに直接取り付けられたプチガードは特に不安は無いけど、ガッツンガッツンとガード部分をぶつけるのが前提であれば、クランクにガードリングを取り付ける事をお薦めします。