低め＆長めのステムを使って、シングルスピード仕様で、軽めのホイールを使って組めば、取り回しの軽い『24inの本気トライアル仕様』として組むのは簡単です。でも、このバイクの開発ライダー達を見てると、やっぱりストリートとトライアルをごちゃまぜにした乗り方をしたいと思うし、せっかく ディレイラー（変速機）取り付け可能なデザイン＆シートも取り付け可能、それならいっそオールドスクールなマウンテンバイクに仕上げようという方向で組みました。

セッティング
　この車輌のハンドル位置でやや近めの印象、さらにハンドルを680mmにカットしています。ピンポイントを狙って･･･、タイヤをしっかりツブして･･･という本気のトライアルではなくて、『トライアルのテクニックを使ってどんな遊び方が出来るか？』に挑戦するセッティングを目指しました。ストリート系のテクニックを練習するにも、ちょっと短めのハンドルの方が扱いやすいと思います。
ダニエルしたら前輪がどんどん下がっていく･･･という事はないし、大きく飛んで前輪から着地して･･･とか、パラレルで跳びながら180°ひねって、着地したらさらに180°ひねって･･･なんて遊びかたにも向いていると思います。
マニュアルアップに関しては、ちょっと強めにプッシュしてやれば、前輪がフワっと浮いてきます。ただ、そのまま体を後ろに引いたままだと前輪が突然スカっと持ち上がろうとするので、体を引いてからジャストのポジションに戻すタイミングが独特。また、マニュアルのGスポット（前後バランスがピタっと決まる位置）もせまいですね。ある程度マニュアルが出来るライダーさんなら、一度ハマると気持ちよいけれど、「まだマニュアルあまり上手く出来ないけど、このバイクで練習する！」というライダーさんは、かなり近＆高めのハンドル位置にしてやれば、前輪が軽く持ち上がってGスポットも広い、マニュアルしやすいセッティングになると思います。
ギア比は、純粋にトライアルを考えるなら22Tx17Tが良いと思うのですが、アソビで乗るなら22Tx16Tが跳びの飛距離が出て良気に入ってます。ダニーは映像で見る限り22Tｘ15Tくらいで乗ってる様に見えますね。