古き善き・・・
ペッタンコで長くてイスが無くて…のバイクに見慣れてしまった目には、ただのマウンテンバイクに見えますね(~_~;
実際問題、ストリート系のバイクとして非常によく出来てると感じます。マニュアル良し、バニーホップ良し、飛んで良し、回って良し♪じゃあ結局よく出来たストリートバイクで、トライアルはイマイチなのか?と言えばそうでも無いですね。
そりゃあ、今時の最新のバイクに比べれば戦闘力では劣るけど、「どこまでも高さや距離を追求する!!」という乗り方でなくて『テクニックを楽しむ』という乗り方〜『ひとつひとつのテクニックに発展させて遊ぶ』とか、『いくつかのテクニックをつないでルーティンを作る』とか、要はライアン・リーチみたいなスタイルでトライアルを楽しむには最高のバイクだと思います。
オーストリアのトーマス・オーラーがこのバイクに乗ってるのも納得。彼は現役で競技に出てた頃からストリート志向が強かったので、競技を離れた今では、『トライアル出来て、ショーで楽に走れて、ストリートで楽しく乗れるバイク』という事でこのバイクに行き着いたんだと思います。
まぁでも、実は『世界で初の斬新なバイク!!』というわけでも無くて、実はジオメトリーはひと昔前の26inのトラ車によく似てます。平べったくて長いデザインが主流になる前の世代、個人的にとても好きだったZOO!BOAをガッシリさせた感覚。ちょいと古めのトライアルバイクの良い所を残しつつ、ストリート向けに進化させたという印象です。
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