直感
新製品が入荷して、とりあえず確認と撮影用に箱から出した時点で「あぁ、良いのが来たな」と感じる事がたまにあります。
このGenesis26がそう。フレームの造形はシンプルで味気無いし(ゴテゴテした変形モノ、大好きです)、グラフィックも特別カッコ良いというわけでも無いし、個人的に青い物ってあんまり好んで使わないし、つまり外見はあんまり好みでは無かったんですが、たまにやって来る直感が「コレ、良いよ。」と告げてました。
実際に乗ってみると直感通り。マイルドな乗り味の中に、攻める乗り方をしっかりサポートしてくれる味付けがしてあります。縦方向には有る程度硬め、横方向にも柔らかくはないけど、しっかりとペダルを踏み込めばある程度しなって速めの反発が返ってくる。BBも程よく高めで取り回しはある程度軽く、それでも前輪がパカパカ浮きすぎる事が無い。
何か突出した特徴があるわけでは無いけど、成績表で『オール4』という印象、総合点ではかなり良く出来てると思います。「アップBBの魅力に取り付かれた!」という上級者さんには物足りないかもしれないけど、しっかりと練習して上達したい!という初心者〜中級者さんには強くお薦めしたい一台ですね。
硬さゆえのバランスの崩れにくさは、集中して練習する時には大きなアドバンテージになるし、柔らかいフレームの様にヒョイヒョイと勝手に進まない分、「何か出来て、何が出来てないか?」という自己診断がしやすいというのも上達の助けになると思います。
何よりステキだなと思うのは、長めのホイールベースと程よい高さのBBのコンビネーション。
例えば、BB↑アップ80mmのフレームだと、ペダルをこいで前輪を持ち上げる時にパカっと前輪が浮きすぎるので、踏み切るタイミングをつかみにくいし、
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