本気仕様のトレーニングバイク
初級者〜中級者さんのライディングを本気で考え、正しい技術(Skill)の習得と上達を助けてくれるバイクとして登場のOZONYS-Skill20。ジオメトリー(フレーム各部の寸法)を見たり、各パーツを手に持ってチェックしただけでも、その本気っぷりは十分に伝わってくるけど、実際に乗ってみるとその意図が見事に形になっているのがよくわかりました。BBが高すぎない事のメリット/デメリットについては長くなるのでこちらのページで。BB位置が適正であるのに加えて、フレームが全体的に硬め。スタンディングやダニエル状態でフレームがヨレヨレせずバランスが崩れにくいのは初〜中級者さんにとっては大きなメリットになると思います。
柔らかいフレームにありがちな「ちょっとした動きでフレームが勝手にしなってバイクがホイホイ進む」というのが無いのも、トレーニングバイクとしては◎。反動を使ってバイクを動かすという基本技術が出来ているかどうか?がよくわかります。勝手に進むバイクだと、基本が出来てなくてもある程度バイクが動くし、結局力任せに動かしてばっかりになりがちなので。
ペダリングの力がダイレクトに推進力に変わるのも◎、『しっかりとペダルを踏み込んで、タメを作ってからバンっ!とペダルをこぐ』という技術が出来ているか?出来ていないか?というのがよくわかります。
その分『ペダルを踏み込んでフレームをしならせて・・・』という“しなり”の感覚をつかんだり、活用するトレーニングには不向きだけど、しなり云々はキチっと基本が出来てからの話しなのでまぁ良いかなという印象です。
誤解の無い様に書いておくと、ゴチゴチに硬くて全くしならないというわけでは無いです。しっかりとペダルを踏み込んだらほんの少しフレームがしなって、かなり強く&速くフレームがハネてくれます。しっかりと体が動いて、かつ“しなり”を使えるライダーさんなら、このハネの強さはかなり楽しめると思うので、「BB高めのバイクにはどうも馴染めない(T_T) 」という上級者さんにもお薦めできるバイクです。
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