軽い…
　本気で軽くしたので軽いのは当然と言えば当然。チェーンを軽いのに変えたりとか、フレームのアンダーガードの台座を削ったりとか、まだ減量の余地はあるけど、個人的には「こんだけやれば良いや」という感じです。
久々に軽いバイクに乗りましたが「こんだけ軽けりゃ、そりゃあ楽に決まってるわぃ」という印象。ちゃんとプッシュしてやれば力入れなくてもバイクが動くし、力任せに動かしてもホイホイとバイクが動きます。「疲れない」という事は、競技大会においては大きなメリット。UCIの国際大会の予選では、4時間をかけて18セクションを走ります。決勝では75〜90分で12セクションを走ります。長期戦でも短期決戦でも、最高のパフォーマンスを維持する為には「軽さ」は強みですね。

正しく使えば強みですが、基本が出来てないうちからこんなバイクに乗ろうものなら、軽いが故に力任せにバイクを動かすのがスタンダードになってしまう危険性が極めて高いですね、これだけ軽いと。ダメライダー製造機です。本当に。

重量面での軽さも確かにありますが、フレームの“しなり”による軽さも多分にあります。
フニャフニャのフレームにありがちな「何をしてもとりあえずフレームがしなってバイクがホイホイ動く」というわけではないけど、しっかりとプッシュを入れたら入れた分だけフレームがしなって小さな動きも大きな動きも助けてくれます。
最近のフレームでは【縦方向のしなり】を感じるやつは少ないけど、前周りを1本のパイプで作ってる構造のおかげでこのCurveは縦方向にもしっかりと跳ねます。自然地形とか、人工物でもややこしいシチュエーションを「ホイっ」と縦しなりだけで跳んでしまえる…、コンペの中では大いに役立つと思います。

ペダリングに対する横方向のしなりもすごくて、ペダルを踏み込めば踏み込んだだけ「ボヨヨヨ〜ン」とバイクごと吹っ飛ぶ感覚。速くはないけど、力強い反発で気持ちよく跳んでくれます。