硬い。。。
　テストバイクより先に一希のバイクに乗って「硬すぎ→反応が速すぎて乗れなぃ…」という印象がありましたが、あれはどうやらペラペラのタイヤ＆かなり高圧の組み合わせが作用してた様です。身体の加速が速いライダーさんなら、あのセッティングがバシっとハマるのはよくわかりますが…、個人的にはついていけません。ということで、「乗れるか！こんなもん!!」と思ってましたが、 MONTYのタイヤに比べて反応がマイルドなTry-allのタイヤで組んだこのテストバイクなら何とかついていけました。

縦方向の硬さはもはや芸術の域で、「よくこの軽さ(＝パイプの薄さ)で、こんなに硬く仕上げたな」という印象。バランスの崩れにくさや、高低差や距離を飛んだ後の「ビシっ！」と止まる感覚はすごいですね。ダニエルで立って止まって、ビョンっと飛んだ先でピンポイントに着地。ダニエル状態を維持してバイクを回転させて、またビョンっと飛んで…という時の安定感は、特に競技においては大きなアドバンテージになると思います。
硬い…とは言っても、ゴチゴチに硬いわけではなくて、例えば高い飛び降りから着地した時など、ゴチゴチのフレームの着地の衝撃のダイレクト感はなく、ある程度衝撃を吸収してくれてます。愛のある硬さ、ですね。まぁ、体重の軽いライダーさんが乗ると着地の時にけっこう「ガツン！」とくるかも知れませんが…。
また、縦方向には硬めだけど横方向にはしっかりとしなってくれます。これまでのROCKMANのフレームに使ってた『U6』に比べると、反応も加速も速い印象。『U6』は反応がゆっくりで加速も遅いけど、加速が一瞬で終わらずにしばらく続く…という感覚ですかね。7000系アルミのこのFlintは「ドン！」と出て終わり、U6は「ボヨ〜〜ン」という印象、まぁ、タイヤによっても感じ方は異なるので一概には言えませんけどね。