GOLDRUSH　/　インプレッション

フロントフォーク：　 ECHO　Lite
ヘッドパーツ　：　TECHNOGRIDE LAV-82
ステム　：　　ECHO 165mm
ハンドルバー　：　VIZ MAX
クランク　：　META 170mm
BB　：　ECHO ISIS
チェーン　：　VIZ
フロントスプロケット　：　VIZ　固定　
ガードリング　：　C-Zar
リアスプロケット　：　　ECHO スプライン 12T

ハブ　：　F/Try-all
　　　　　 R/ECHO　48ノッチフリーハブ
リ　ム　：　Try-all
タイヤ　：　TRY-ALL　STICKY
ブレーキ　：　F/MAGURA LOUISE　
　　　　　　　　R/MAGURA　HS-33

重量　：　9.4ｋｇ

2008/7/4

ＧＯＬＤＲＵＳＨ　DEMO　ＢＩＫＥ　　　
SPEEDRACE ROAR POWER 20in 　 HNWK-PP

IMPRESSION...

ダメライダー養成バイク
　「ズルい！」というのが第一声。
実際の重量はもちろん、BBが上がったジオメトリーのおかげで取り回しは軽いし、チタン並みのしなやかさでミヨンミヨンと良くハネる。。。。ホンマにアルミかぁ？という印象のフレームです。
小さな動きも大きな動きも、ややゆっくりめ＆強烈なハネでサポートしてくれて、取り回しは軽くて...完全にバイクまかせでも今まで以上に乗れてしまうので、「バイクに頼り切ってたら怠け者になりそう」と、正直不安になるくらいのバイクです。

変　種

　見た目からして、かなり変チクリンなバイクなのですが、実際特殊な面もあって、例えばガードリング。UCIを意識したメーカーは、おそらくアンダーガードを廃止してガードリング化が進めていく様子。このスピードレースもそのひとつ。アンダーガードを強打するのはフレームに悪いし、正直これだけＢＢが高くなると、アンダーガードが着いてても有効には使えないとも思うのですが、それでも「無いと淋しい...( p_q)」というライダーさんも少なくないはず。

ガードリングが無いのも実は大した問題じゃなくて、一番特殊なのは何と言っても高いBB位置。
今までに体感した事がないくらいの勢いでフロントホイールがパカパカと持ち上がります。ダニエル状態での前後の安定もこれまで乗った20inのバイクでは郡を抜いてます。
初心者さんからすれば、嬉しいメリットの特盛りなのですが、「そこそこの段差に上れる様になってきた。今度はウイリージャンプで段差に飛びついたり、後輪で直接狙ってみよう!」という中級者さんにとっては、『前輪が簡単に持ち上がりすぎて全くタイミングのつかめないジャジャ馬』ということになります。
「ウイリージャンプで前に跳ぶ」という動きなら何とかなるのですが、「ウイリージャンプで50cmの段差に立つ！」というアクションに関しては、これはもう「やりにくい」というレベルを超えて「練習出来ない」というレベルです。もちろん、「絶対無理」というわけでは無いですよ。そのバイクに合った乗り方をすれば良いという話でして。

ウイリージャンプに関しては、ペダルをこぎながら『BMXスタイルのバニーホップ（＝上半身を後ろに引かないバニーホップ）』をするという、ちょっと違ったテクニックが必要になります。練習すれば確実に身に着きますが、どうしても体力勝負になるので、「無理せず出来る範囲で楽しみたい」というライダーさんにはお薦め出来ないです。
まぁ、BBが高いことでダニパラなどのテクニックはやりやすいし、基本だけ押さえたら後は勝手にバイクが跳んでくれるので、「今までのバイクとは根本的に攻め方の違うバイク」と解釈してもらえば良いかなと思います。

セッティング
　 BB位置が高いのでハンドル位置がやや低い印象ですが、これ以上ハンドルを上げると前輪が上がりすぎるので現状でOK。個人的にはハンドルがもうちょい長い方が良いのですが、振り回す楽しさを考えると720mmの初期状態で満足です。
現在のセッティングで身長165cm～のライダーさん向け、ハンドル位置次第では子供さんも乗れそうですが、フレームの幅が広すぎで足が着きにくい･･･なんてことも有りそうです。
フレームが柔らかいのでブレーキブースターは必須、写真の物は結構ブ厚めですが、これでもまだ物足りないと感じます。
王道の18Tx12Tのギア比だと、半コマチェーンが必要になります。
リアリムのスポーク穴を開けなおしてるのは、ちょっとした実験です。。。