GOLDRUSH　/　インプレッション

2011/05/08

ＧＯＬＤＲＵＳＨ　TEST　ＢＩＫＥ　　　
SPEEDRACE SOLO 26in 2011

フロントフォーク： ECHO SL
ハンドルバー：MOE
ステム：TRIALTECH 130mmx25
グリップ：ECHO

クランク：ECHO TR 170mm
BB：ECHO ISIS
チェーン：ECHO TR
フロントフリーギア：Try-all 16T
ガードリング：ECHO
リアスプロケット：ECHO TR 14T
ペダル：ECHO TR

ハブ：ECHO SL
リ　ム：TRIALTECH SL
スポーク：CN　SPOKE#14
タイヤ：Try-all

ブレーキ：F/SHIMANO
　　　　　　R/ECHO

重量　：　10.0kg

IMPRESSION...

　ゴッソリと肉抜きされたヘッドチューブは見た目のインパクト特大でカッコ良いのですが…。よく見たら歪んでるんです、ヘッドチューブが（T_T) 。何じゃコリャ…？という事で一時組み上げる気が失せましたが、フェイシングツールでゴリゴリと削りこんで無事組み上げ完了♪さて乗ってみると・・・・・・。

クセがもたらすメリット。
　クセが強いというかアクが強いと言うか…、とにかくハンドルがダル(⇔クイック)くて、乗り出し初日は違和感が強かったです。
右下の写真でもわかるとおり、ヘッド角が寝ているおかげで、スタンディングやジャックナイフの動きで違和感があります。「コレ、設計ミスでは？」と本気で疑いました、初日は。
ところが、二日目に乗ってみると全く違和感無し。慣れってすごいなと思いつつじっくり乗ってみると、クセのあるデザインがもたらすメリットが見えてきました。

早い話が、『ロングホイールベースなのにハンドル位置が遠くない』という事です。ヘッドが寝ている分、ステムの取り付け位置が手前にくるので、130mmのステムを着けても『ハンドル位置が近い』と感じます。
前輪をブチ当てながらのステアケースとか、前輪を段差の上に置いた状態から突き出しなど、ホイールベースが長いバイクのメリットをしっかりと享受しながらもポジションは小さめ♪ 『欧米人に比べて小柄な日本人向けのポジション、それでいてロングホイールベースのメリットを活かせるバイク』と言えるます。

少々ハンドリングにクセはあるけど、その代償で得られるメリットは大きいと感じます。特に小柄なライダーさんにとってはこの上ないメリットだと思います。。

2011年版、今時のフレーム
　ガチガチに硬かった前作に比べると、横方向にはずいぶん“しなやか”な印象、ペダルを踏み込んだ時のハネ加減も良い感じですね。ただし、ＢＢ位置がかなり高いおかげで、ペダルを踏み込んでフレームをしならせて…という乗り方はあまり似合いません。前輪が持ち上がりすぎて遠慮なくペダルを踏めないですね。
タテ方向には結構硬めな印象☆なので、『タイヤをツブす事を意識しながら、身体を大きく動かす!!』という乗り方には見事にハマります。70mmという高めのＢＢのおかげで、特にダニエル状態から上下方向に身体を動かす時の身体の自由度は別格ですね。
もちろん、ＢＢの高さとリア周りがカチっとした硬さがもたらすダニエルの安定感も特上レベル♪フレームの特性としては『清く正しい今時のフレーム』という雰囲気です。

初心者さん向けの最初の一台としてはＢＢが高すぎてお薦めしにくいですが、しっかりとした基本が身に着いたライダーさん、特に欧州系のライダーの乗り方を覚えたいというライダーさんにはお薦めの1本です。