リア周りが10数mm長い事、加えて+70mmとややB.B.位置が低い事。
たった10mm程度の違いですが、このおかげでフロントホイールを持ち上げる時のピーキーさが大幅に低減しています。前輪が持ち上がっていく感覚、どの位前輪が上がった時に、身体の位置はどのくらいから踏み切るのが一番跳べるか?というタイミングや体の動きをじっくりと研究してベストを探すなら、主流となっているリア周り350mm/B.B.+80mmのジオメトリーと比べて格段に適したフレームと言えます。ROCKMANのAkaliも同様の特性を持ったフレームなので、同じくトレーニングバイクとしてはオススメですが、このZOO!の方が違和感なく乗れます。(上級者数名にチョイ乗りしてもらいましたが、リアセンターの長さやB.B.の低さは気にならない様子でした。まぁ、ブッ飛び加減に驚いていたというのもあると思いますが。)
セッティング
「リア周りの挙動が軽くなるから重量感が気にならなくなる」という個人的な好みでハンドル位置はやや高めにしてます。違和感なく乗るならもうちょっとハンドル位置低めの方が良いと思います。
ハンドル位置のおかげでホイールベースの長さが気にならない程度に取り回しは軽いけど、今時のオフセット少なめのフロントフォークにしてやれば一段と取り回しも軽くなるでしょう。軽いフォークよりはガチっと硬めのフォークの方がこのフレームにあってるかな?という気もしますが、「何かもう、これだけ飛べば細かい事は良いや」と思ってしまってる自分がいます。 |