TEST BIKE / ZOO! 26 |
2015/04/30 |
実測値 WB:1092mm BB:↑48mm 重量:8.98Kg |
ZOO!らしさ 特にリア周りのガッシリ感のおかげで、ダニエル状態での安定は良好、それでいてペダルを踏み込んだ時にはしっかりと“しなり”⇒反発を返してくれます。この“しなり”が特殊と言うかZOO!らしいという印象。小さな動きの時は軽く踏み込んだペダリングに対してひょいひょいと動いてくれますが、大きな動きの為に強くペダルを踏み込んだ時、一瞬遅れてから反発が返ってきます。「グッっと踏んでボン!」ではなく、「グッっと踏んでから、ブゥ・ウォン!」という印象ですね。 |
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つまり、ペダルを踏み込んでから両足で踏み切るまでのタイミングに間があるという事。個人的には体の動きがかなり遅いので反応の速いバイクには体が着いていかないのですが、このフレームは「間」のおかげでタイミングを合わせて&フレームの特性をしっかりと活かせます。 身体能力の話は別にしても「間」は有効。大きく飛ぶ時に、「ハンドルを引いて・体を下ろしつつペダルを踏み込んで・足でプッシュを入れて立ち上がりつつハンドルを引っ張って…」と様々な動きを絶妙なタイミングで行うわけですが、ひとつひとつの動きのタイミングを考えたり、少しずつずらしながらベストを探したり…というトレーニングには最適。「ある程度跳べる様になったけど伸び悩み中…」というライダーさんには最適の練習相手になると思います。 |
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フレームの特性に加えて、気に入ってるのがB.B.の低さですね。「低い」とは言っても+50mm程度なので、昔のバイクに比べるとかなり高めですが、今ドキの最新鋭のフレームの主流である+80mm程度のフレームに比べれば控えめなB.B.の高さ。 |
B.B.が高いフレームに比べると取り回しは重いし、
ECHOの様に「何も考えなくてもフレームが反応してポンポン動く」という楽なフレームでは無いし、「ペダリングに反応してすごいスピードでバイクが飛んでいく」というフレームでもないけど、「技術向上のためのバイク」としては最適な一台だと思って気に入って乗ってます。 |