自転車用のブレーキシステムでは老舗にして王道のMAGURA、そしてこれまた定番のブレーキルイーズ。『軽量!』という肩書きをモノにした2007モデルです。ヨーロッパのライダーに言わせると「スイッチON/OFFしてるみたいなデジタルなタッチが気にいらねぇ」なんて言うライダーもいるようですが、製動力自体も強いしコントローラブルだと思ってます。整備しやすいのもこのブレーキの良い所。

ひとつ、日本人にとって大きな問題なのが「勝手にレバーのアソビを調整する」システム。オイルが減ろうがパッドがすり減ろうが、ブレーキレバーの位置をいつも同じ位置に保ってくれます。
「何だ、よく出来たブレーキレバーなんだ!」と勘違いしそうですが、赤いノブを目一杯ゆるめてブレーキレバーを近く寄せようとしても、「日本人の手にははるかに遠い」位置にしかレバーを寄せることが出来ません。

解決策としては、上の写真の様に「ブレーキレバーとレバーのアソビを調整するシステム」そのもに加工をするか、アルミのレバーならもう叩くなりひん曲げるなりしてレバーブレードの形を矯正する必要があります。
まぁ、ちょいと加工するだけなので文句を言うほどの事でもないですけどね。
  数あるディスクブレーキ、トライアルに求めるのはもちろん性動力=ストッピングパワー。
でも、製動力を高くすると、どうしてもO-リングが負けてオイルが漏れるというのがディスクブレーキの宿命。
そんな中で、ほとんどオイル漏れを起こさないというのがこの『ルイーズ』
最強を名乗っても恥ずかしくない唯一のブレーキだと思ってます。