Vesrah ブレーキパッド オレンジ(Trail)

2014/06/13

 HOPEが作成して、ECHO等も採用している面積の広いタイプのディスクブレーキパッド。
オートバイや自転車のパーツを作っている日本のメーカーさんで、自転車用のディスクブレーキパッドも用途ごとに5種類をプロデュースするなど、コダワリが感じられます。今回のテストは数種類有る中の「Trail」モデル。「トライアル」じゃなくて「トレール」モデルなのでお間違いの無い様に。

まずは鉄っぽいローターに使用。
もともとコントロール性を重視して作られたモデルなので「ガツン!」とくる感触がなく、ききはじめにスルっと滑る感触があります。これ、個人的には最高です。ガツガツ止まるブレーキはブレーキレバーの操作に神経を使うので、「ある程度滑る⇔しっかり握ればガッツリきく」というブレーキは気楽に乗れて良いと思ってます。
かかりはじめでやや滑るものの、静止状態での制動力は決して低くありません。HOPEの様にややムギュっとした感触があるけど、て制動力は十分。「しっかり握ってればきく」という安心感があります。

次にニッケル成分の多いローターに変更。
通常、鉄っぽいローターに使う方が制動力が高いものなのですが、このVesrahのパッドはニッケルが多いローターに対して本領を発揮する印象。相性っていうのはこういう事かと再確認させられました。
きき始めの「ガツン!」という感触はないけど、制動力自体は鉄っぽいローターに使うより高いんじゃないかな?という印象です。レバーを握り込んだ時の感触も「ムギュ」っという感触から「ギュ」っという感触に変化していてレバーを握り込んだ時の感触もコントロール性も良好です。

「究極の状況」での最大の制動力はHASHTAGGやECHOに劣るけど、そういう状況に陥る事がない限り制動力は必要十分だと思います。

初〜初級者さんが乗る20inのフロントブレーキとか、急制動がかかりすぎない方が良いという場合には重宝すると思います。

「ききすぎないブレーキで、ブレーキレバーをしっかり握りたい派」の中〜上級者さんにもオススメしやすいパッドですね。