ECHO / SL クランク

2014/12/09


 以前から削り出しでタフなクランクを作ってきたECHOですが、近年では軽量志向が強まっている様子。SLシリーズのクランクもかなり軽量な仕上がりになってます。

クランクで大事なのは「ネジレない事」。
各メーカーとも、図面の段階で検証したり、製品化した後に機械でテストを行ったりしますが、一番大事なのは「乗ってどうか?」ですね。ペダリングの力やプッシュの力が、「クランクのネジれ」によって失われていては跳べるものも跳べなくなります。

この「クランクのネジれ」について理解していないメーカーもある中、ECHOのこのクランクはなかなか良い仕事をしてると感じます。これだけ肉抜きして軽量するとグイグイネジレそうなもんですが、使ってみた感触はかなりガッシリと硬め。最近各メーカーが力を入れてきた【BB30】のゴツっとしたクランクとは比較が難しいけど、IsisのB.B.用としてはTRIALTECHのSLクランクと並んで最強の部類だと思います。

TRIALTECH同様重量も結構軽めなので、軽量&硬さのバランスを考えると非常に良いクランクだと思います。

2014後期にモデルチェンジして、スプラインタイプの専用フリーギアのみの対応となったのが少々残念ですが、ECHOのフリーギアの耐久性は折り紙つき。長期間安心して使って頂けと思えばこのクランクにも十分価値があると思います。
工具要らずでフリーギアが外せるってのは整備面で大きなメリットだと思うので。