BONZ / VIBRAM
2014/12/05

 最初に手に持った時は「あ、ソール硬い…。こりゃグリップ悪くて駄目かも…。」という印象でしたが、使ってみると驚愕…?。ペダルに対するグリップ力はこれまで試したトライアルシューズのどれよりも高いです。MTBやロードバイクでは一般的なクリートペダル=シューズとペダルを固定するバインディング式の靴でもつかってるんじゃないかと思うくらい、ペダルとシューズがガチっとくっつきます。
個人的には、「スタンディング状態で、モゾモゾとペダルの上でシューズを動かせる」位、グリップが極端に良すぎない靴の方が好きですが、「靴はペダルに食いついて動かないのが良い」というライダーさんにはこれ以上ないシューズだと思います。

ソールのラバー材と靴本体の間のスポンジ材はかなり硬めですが、使用前にしっかりとほぐしてやれば前後にしっかりと曲がる様になりました。

ソール材が硬いせいか、ペダルを踏んでる位置がイマイチわかりにくいですが、これは使い込む中でスポンジ材が適度にヘタったらわかりやすくなるかと思います。スポンジ材が最初から柔らかすぎるとすぐにヘタってしまって靴っぽくない靴になってしまうので、少々硬めなのは歓迎です♪ また、シューズとペダルが一体になってるかの様なグリップ力の安心感のおかげで、ペダルを踏んでる感覚が少々わかりにくくても全く気になりませんね。
欧米の靴らしく細身のデザインですが、シェル材は薄めなので足に馴染めば問題ないと思います。使用前に踏んづけて型を崩してやれば使用開始から問題無く使えました。(踏む時はくれぐれもカカトのカップは踏まない様にして下さい。)
ただ、極端に足が平べったいライダーさんには合わないかな?と思います。

純正のインソールは貧相な作りですが、これは「純正は試し履き用。自分の足に合うインソールに変更して使ってね」という意図ですね。 足の裏にフィットするインソールを入れて使うのはスポーツシューズでは常識です。