TRIDENT / トライアルシューズ
2010/08/05


 スゥエード長の素材で外周部分をしっかりと作って、甲の部分は柔らかめの合皮をアルマジロ状に合わせる事で反りやすく。いかにもライダー目線という雰囲気のデザインです。
甲の部分の素材が柔らかいおかげで、扁平足や指が広がってるライダーさんでも割と快適に使ってもらえると思います。

まぁ、元々欧米人の足にあわせたデザインなので、つま先がやや細めなのは否めません。指先が大きく横に広がってるライダーさんだと、1サイズ大きい物を選んでもらえれば快適に使ってもらえると思います。

TRIDENTのオーナーが一番コダワってたのはソール。「結局オリジナルを超える物は見つからなかった…」という事で、イタリアDAVOS社のソールを採用しました。

RIBOやMONTY、古くはMONTYシューズの元になったアルパインスターが採用していた伝統のソール。△三角形を並べたおなじみのデザインですね。
このソールのおかげで『ペダルに食いつく感覚』と、『砂が浮いてたり濡れてたりする自然地形での足つきでも滑りにくい』というのが特徴です。特にケージタイプとの相性が良いですね。ピンタイプだとあまり食いつき感が無いのと、ソールが柔らかいのでケージタイプのペダルに使用するよりは痛みやすいです。
ペダルにどれだけ食いつくか?は好みが分かれる所です。しっかり食いついて動かないのが良い!というライダーさんにはケージペダル&このシューズはかなり具合が良いですね。個人的にはスタンディングした状態でグリグリと足を動かした時に少しシューズが動いてペダルを踏んでる位置を調整出来るのが良いので、このシューズでは少し食いつき過ぎの印象です。

インソールは踵のホールドに少し気を使ったデザイン。ペラペラの粗悪なインソールに比べるとずいぶんマシな印象です。
理想を求めるなら熱整形のインソールがベストだけど、汎用品で良いので、もう少し足の形のインソールに変えてやれば、一段と使いやすくなると思います。