「よっぽど軽い」とか「嘘みたいに重い」とか…。極端な特徴が無い限り、フロントリムによる乗り味の違いを体感するのは困難だと思います。
タ イヤのヨレ具合で違いが出るのと、後はじっくり使っていくなかで「変形しやすい/変形しにくい」の違いが出てくるくらいですね。
なので、インプレといっても書ける内容は限られてくるのですが…。



このリムに限った事ではありませんが、【SL=Sport Light】と名乗りながらも耐久性をないがしろにしないのがTRIALTECHの基本コンセプト。このリムもしっかりとメーカーのコンセプトが詰め込まれている様で、派手な転倒時にもリムの変形が少ないと感じます

リムブレーキを使っているとリム表面が少し波打っただけでもブレーキレバーのタッチやきき具合に影響が出るので、リムブレーキユーザーにはリムが強いのは単純に嬉しいですね。軟弱なリムだとちょっとぶつけただけで変形してしまうので…。

強度面で安心なのも良いのですが、個人的には38mmのやや幅広デザインが嬉しいですね♪
軽量化優先のリムだとどうしても幅が細くなるし、リムの幅が細くなるとタイヤがヨレやすいので、どうしたって高圧にする必要が出てきます。 「どんな状況でも高圧で気にせず乗れる♪」 というライダーさんや、 「基本的に後輪だけで乗ってるから、フロントは何でも良いや」というヨーロッパのトップライダーさんはそれでも良いのかも知れませんが、タイヤや走る状況によって空気圧を変えたいというライダーさんは少なくないと思うし、リムによってタイヤのセッティング幅を制限されるのはもったいないと思ってしまいます。

やや重量がありますが、フロント周りが軽すぎない事のメリットも多いので、軽量狂のライダーさんでなければ初心〜上級者さんにまでオススメ出来るリムだと思います。