KENDA − ケンダ
SHORT TRUCKER - ショートトラッカー 26x2.35


  「とにかくストリート!」というスタイルで乗るなら、ブロックタイヤは減りが早いし、スケートパークでは使いにくいし…ということで、スリックタイヤの方が使い良いのは当然。
でも・・・、一般に「スリックタイヤ」といってラインナップされているタイヤはどいつもこいつも丸坊主。
アスファルトやランプの上でだけ乗るならツンツルテンでも良いけど、たまにはダニエルで段差からおりたり、ウィリージャンプでステアケースを狙いたい!というトライアル+ストリートなスタイルでは、スリックタイヤではちょっと不満。

 一番気に入らないのは空気圧。通常のスリックタイヤだと、ガンガンに空気を入れないと使えないのが普通。空気圧が低いと段差の角にぶつけてパンク・・・なんて事もしょっちゅう起こります。
マニュアルでの不安定も不満のひとつ。ただでさえ設置面積のすくないスリックタイヤにガンガンに空気を入れるわけで、さらに設置面積は小さくなります。これじゃあ左右のバランスを取るのにひと苦労(;>_<;)

 「ブロックは低めで、でもサイドパターンは少しくらいあって、コシが有って空気圧下げても乗れる…、そんなタイヤが欲しい!」という心の声がKENDA本社に届いたのか…いや、きっと届いてないですね。たまたま作ったダウンヒル用のセミスリックタイヤが、トライアルライダーにとっての宝物だったというだけの事。でも、おかげで快適なストリートライフが楽しめてます。

難点をひとつ挙げるなら、サイド部分のグリップが良い事。
スケートパークでガッツリと乗るライダーさんには、サイドのくいつきの良さがちょっと気になるかなと思いますが…。
初〜中級のストリートライダーさんには胸を張ってオススメできるタイヤです。