Try-all - STICKY Light 20x2.5
2010/08/06


 旧モデルのパターンをそのままに軽量化して登場のタイヤ。旧モデルから比べるとその差200g、それもバイクの端っこについてるパーツなので、旧モデルからこのタイヤに突然履き替えるとかなりの違いがあります。

特に、縦方向に飛んでバイクをひょいっと引っ張った時の浮き具合に明らかに違いますね。
逆に、前方向に大きく飛んで後輪から着地する時には、重いタイヤに比べてバイクの進む勢いが少ないと感じます。まぁ、その分いつもより身体を動かせば良いんですけどね。

200g軽くなったという事は、タイヤ全体が薄くなったという事。旧モデルではドシっとしたタイヤだったのがフニャペラになったおかげで、旧モデルの低圧-中圧-高圧の基準がひとつ繰り上がった印象です(空気圧の基準についてはコチラ)。

つまり、このタイヤで『中圧』にしておいても、いざタイヤをツブしてみると旧モデルで言う『低圧』の様なツブれ方です。ペコンっとタイヤがツブれて『ぽぉん♪』と速過ぎないハネ方。少し勢いが無いかな?という印象です。
ダニエルしただけではタイヤがほとんど変形しない位の高圧にしておいても、障害物の角にタイヤを置いてグイっとツブすと、思った以上にタイヤが変形して『パンッ!』という印象でもの凄く速いハネが返ってきます。速すぎて個人的には身体を合わせきれないけど、新人類の若者諸君には強力な武器になると思います。
低圧で乗るとタイヤ全体がヨレるし前輪を持ち上げてダニエル状態にしただけでもベッコンベッコンとタイヤが変形してどうにも使い辛い印象です「(´へ`;。 でも、ワークスライダーのベニートやアベル達はこのタイヤでも低圧で乗っちゃうんですよね。。。大きく飛ぶ時はあくまでもタイヤはオマケ。それより小さい動き、例えば一歩一歩のホッピングなどでバイクが進む事や、細かい衝撃を吸収してくれる事、飛び降りの後の着地の安定などを狙ってるんでしょう。

自然地形でもフラットでも⇔高圧でも低圧でも、それぞれの使い方でオイシイ部分があるタイヤと言えると思います。ただ、個人的には夏の直射日光を浴びて柔らかくなった旧モデルのタイヤが使いやすかったなぁ…、と思ってます。