2011/01/09

 前項でも書いている通り、フレームは使用を始めた時から徐々にネジれ始めます。 ペダルを片方でしか踏まないという、トライアル独特の使い方によるものですね。

とは言ってもフレームのネジれやゆがみはトライアルに限った話ではなく、軽く作られたフレームでガンガンペダルを踏み込むような使い方=ロードやクロスカントリーのフレームでも起こります。

単純なゆがみ方であれば、フレームを曲げ直す修理も出来なくは無いのですが、トライアルのフレームに限っては修理はあまりお薦め出来ません。
『右に曲げて⇒左に曲げ直して⇒また右に曲げて…』という事を行えば、単純に右にばっかり曲げるより寿命は短くなってしまいます。
ネジレは基本的にに放置。リムブレーキを使っているので、どうしても片方にリムが寄ってしまうという事であればホイールの中心を少しズラすなどしてダマしつつ、『ペダルを踏み込んだ時にチェーンが外れる』くらいまでフレームがネジれたら交換するというのが最良だと思ってます。


中古フレームの判断基準としてもフレームのネジれ方は重要チェック項目。
要所にクラックが無かったり、致命的な凹みが無かったとしても、フレームが大きくネジれていたりするとチェーンラインの問題が起きたり、早々にクラックを生じる可能性があると考えられます。

 

  フレームのネジれと修理