気持ちよく乗るため、そして体を壊さないため...

 「たった何度の違いが、そんな大事なモンかぃ?」と疑問を持ってしまうかもしれませんね。でも、運動する事を考えるなら、やっぱり大事な事だと思うのです。
例えば、オリンピックの重量上げを考えてみてください。身近なところでは鉄棒で逆上がりする時の事でもわかりやすいです。「クソ重たいバーベルを持ち上げようとハンドルに手をかける時」、もしくは「おもむろに鉄棒に手をかける時」、「両手の間隔をどの位の幅にして握ろう」なんてイチイチ考えませんよね?これは、「何かをつかんで、ブラ下がって力を入れようとする時に、『どの位の幅に手を開くのが一番力が入りやすいか?』という事」を身体が知っているからです。手で握るバーと腕が直角になる時=手首がまっすぐな時、自然体で一番力を出しやすいという事だと思います。

 曲がり=ベンドが全く無い、真っ直ぐなバーを握る時で、肩幅+握りこぶし1,5個分。個人差はあるでしょうが、だいたいこの位だと思います。 「手首を真っ直ぐに・・・」という事を意識すると、ベンドの浅いハンドルバーは短めになるでしょうし、ベンドのキツいハンドルバーなら気持ち長めにすると気持ち良く握れます。実際にイロイロと試して下さい。


ハンドルが長すぎるケース。


ハンドルが短かすぎるケース。

 ベンドが極端に浅いハンドルバーは「こんな短くて良いの?」という位短くて丁度良かったりします。
スタンディングしているだけなら良いのですが、思いっきりハンドルバーを前に押し出したりすると、手首はどうしてもヘンな角度に曲がってしまいます。
同じ様に、ベンドのキツいハンドルバーを短すぎる状態で使っていると、やっぱり手首に角度がついてしまいます。
手首に角度がついた状態で乗っていると、 力が入りにくいだけでなく手首やヒジの骨や靭帯が壊れる原因にもなります。
要、注意。です。

手首はまっすぐ... 
体を壊さない為にも大事な事だと思います。

  ベンド角 その2