ディスクブレーキなら全く関係無い話ですが、MAGURAやVブレーキ=リムブレーキを使うなら「トライアルのリムにはサンディングをしないといけない」なんて話も聞きます。でも、リムのサンディング加工は必ず必要!というわけではありません。
リム表面の状態(アルマイトがかかっているのか、アルミの地が出ているのか?)で最適なブレーキシューは異なりますが、リムの状態に合ったトライアル用のブレーキシューを使えば、ブレーキがきかないという事はないです。(リムやブレーキに油が付着していないこと。ブレーキが正しく整備されているのが絶対条件ですよ)
ただし、サンディングをしない状態=リム表面がツルツルだと、砂ホコリや水が着いたら全くブレーキがきかなくなります。自然地形の中でトライアルするなら、やはりサンディングは有効。
逆に、
公園などで晴天限定で乗るなら必ずしもサンディングは必要ないと考えます。 |
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リムによってはサンディングをした方が良いという場合もあります。
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→右の写真はペイント=塗装によって着色してあるリム。
アルマイトというのはアルミ素材そのものを変色させる加工なのに対し、ネオンカラーやホワイトなどのカラーは塗装によって着色してあります。
アルマイトのリムに対してガッツリときくブレーキシューは、塗装面に対してもそこそこに実力を発揮してはくれるのですが、「ガツン!」としたフィーリングを求めるのは困難。
というわけで、塗装してあるリムには『塗装を落とすためにサンディング加工』をオススメします。
右の写真のように、ツルリとしたアルミ素地になっていれば問題無くブレーキはきくし、自然地形で走るならツメが遂げるくらいの荒めのサンディング加工をすれば良いと思います。
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続いて右の写真、リム表面に『マシン加工』を施してある物です。
リムの同心円上に細かな溝が彫ってあるタイプですね。一般的なマウンテンバイクならこの細かな溝がメリットになったりもするのですが、トライアルに使うならブレーキがきかない原因になります。
このタイプも一度、表面の溝を削り落とすためのサンディング加工を行うべきです。
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