2008/06/01

  どんなに高性能なブレーキを使っても、油一滴で性能はガタ落ちします。ディスクブレーキでもリムブレーキでもこれは同じ。 ブレーキの油分を落とすこと以外にも、やっぱり洗車は大事です。汚れを落としたり、きれいに磨く過程でバイクの異常に気づくことも多々あります。
名前をつけるとか、一緒の布団で寝るとまでは言いませんが、愛情を持って接する事は機械を正常に動作させるための基本だと思ってます。現状把握のためにまずは洗車から。

準備するもの。

 左から
・台所洗剤(ペットボトルの中は15倍程度に水で薄めたものが入ってます。)
・油汚れのひどくない箇所を洗うためのキレイなブラシ
・油汚れのヒドイ所用のブラシ、毛の硬さやサイズの異なる3本

写真にはないですが、タイヤをゴシゴシ洗うなら亀の子タワシが使いやすいです。

  洗剤のボトルと一緒に刺さってるのがキレイなブラシ。キレイなブラシと油汚れ用のブラシは別々に保管します。 油汚れのヒドいブラシと一緒に保管すると、何のための使い分けかわからなくなってしまうので・・・。

  まずは水をぶっかけます。
あくまでも緩めの水流が基本。ドロ汚れを水だけで落とそうとして強い水流で水をかけると、せまい所に砂や誇りが入り込んでヤヤコシイことになります。

 キレイなブラシに洗剤をつけてゴシゴシと洗います。 水をかけるのも洗うのも、基本は上から下。ウチで使ってるブラシは車の洗車用の毛が柔らかめの物です。

キレイなブラシを使ってよい場所

  ブレーキ周りの油分を落とすのが最大の狙いです。チェーンなど、駆動系のパーツはどうしてもコッテリと油が付いているので、こういう場所はNG。

キレイなブラシは、ハンドル周り、フレーム・フォーク、ホイールとブレーキ専用。もちろん、ブレーキやサスペンションのオイルが漏れてベッタリとオイルが付着している場合は、パーツクリーナー・アルコールなどを使って油分をふき取り、水で流してから洗います。
 ブレーキ周りは特に念入りに。
強い炎で油を飛ばす方法もありますが、基本的には洗浄が先です。

ディスクローターにしろ、リムにしろ、洗ったあとは水でしっかりと流してください。洗剤だってツルツルなので、ブレーキ付近に残っているとやっぱりブレーキはききません。
ちなみに、水でシッカリ流したあとは、ローターやリムに指で触るのも厳禁です。人間の手のひらは絶え間なく油がにじみ出てるので、これだってブレーキの性能を引き下げてしまいます。
油が付いてるけど、わりとアッサリした所は、頭が小さめのやわらかいブラシで。
 チェーンやギアに関しては毛が硬くて細いブラシで。
しつこい汚れを落とす時でも、あんまり強くゴシゴシとこすると回りに汚れが飛び散るので、あくまでも優しく細かくが基本です。

 細かい所を洗い終わったら、最初と同じく弱めの水流で全体を流して洗剤を完全に洗い落とします。

 バイクがペカペカ光ってると、次に乗る時のテンションも変ってくるでしょ?

自然乾燥でもよし、水分をふき取るもよし。ふき取るなら、やっぱり駆動系とその他の部分は別々の布を使います。駆動系を拭くなら、キッチンペーパーなんか使いやすくて良いですよ。

 乾燥したら注油するなら注油。
チェーンに油を挿すなら、かなりネバっこい油を使って、注油後にはシッカリふき取ることをオススメします。サラっとした油だと、どうしてもリムに油がついてしまうので・・・。

 

 日常整備 その1  とにかくまずは洗車!