ハンドルバーのベンド角が浅いとどうなるの?

  Try-allから始まった「ベンド角の浅いハンドルバー」。 結局KOXX社もベンドの深いハンドルバーを出してはきましたが、KOXXの中でもラッファルやホーセルなんかはベンドの浅い「YourselfReplica」を愛用している様です。

さて、ベンドが浅いとどうなるか?という話ですが、簡単に言うと「ハンドルバーを押す時に力が入りやすい」というのが一番のメリットだと思います。
・ウィリージャンプやフレンチで段差に上って、段差の上でダニエルしたい時。
・前輪をブッ刺してジャックナイフの状態、前輪の位置まで後輪を飛ばす「スイッチ」。
・オットピやフェディックなどのテクニックでハンドルを押してバイクを進めたい時。

などなど。
例えば重たい&大きい箱を押して動かそうとする時、腕は箱に対して真っ直ぐ=手首に角度がついていない状態の方が力が入りやすいですよね?

デメリットとしては・・・

・脇が開くのでハンドルバーにぶらさがる時に上半身に力が必要。

ダニエルの状態を保つだけでも、ベンドの深いハンドルと浅いハンドルでは腕や肩の力の入り方が全然違ってきます。よって、これからダニエルを練習しよう!という段階のライダーさんにはちょっとオススメしにくいですね。 トライアルのテクニックに必要な筋力が有る程度ついている事がベンドの浅いハンドルバーを使う条件だと思います。
中級者さん以上が更にスキルアップを目指すのに適していると考えます。


身体を大きく伸び上がらせる時や、力任せにバイクを引っ張り上げる時なんかには、ベンドが深かろうが浅かろうが、手首にあわせて最適な長さにしてあれば大きな違いは無いと思います。
後はライダーさんのお好み次第で選んでもらって良いと思います。

角度の浅いハンドルを使うなら、それなりに短くする必要があります。詳しくは別項をご覧下さい。


  ベンド角の浅いハンドルバー